“半袖の虎”、長尾憲樹先生(兵庫大学 健康科学部長/健康システム学科 教授)ご来社

一人一人の身体能力を、より正確に測る荷重測定器を共に開発

皆さん、一度は目にしたことがあると思います。子供のころ、真冬でも半袖半ズボンで登校してくる同級生を。彼らは、特段寒そうにしているわけでも、風邪をひきやすいわけでもなく、きっと人より優れた体温調節機能をもっているのでしょう。

そんな遥か昔の思い出を、唐突に呼び起こす方に出会いました。“半袖の虎”こと、兵庫大学健康科学部 学部長、長尾憲樹教授です。2月の寒空の中、ニックネームに違わぬ半袖にベストを羽織った姿でご来社されました。冒頭の冬でも半袖半ズボンだった同級生は、年を経るに従い季節感のある服装に変わっていったので、冬の寒さに耐えられる体温調節機能は子供だけが持つ特技(?)だと思ってましたが、大人になっても保持されてる方、いらっしゃるんですね。その秘訣は筋肉でしょうか?すでに多くの企業において定年を迎える年は過ぎていらっしゃる長尾教授ですが、パーソナルトレーニングで鍛えているはずの筆者が後ろから羽交い絞めにしても簡単にほどいてしまう力の持ち主です。筆者は、この体験が衝撃すぎて、合気道を学ぼうと心に決めました。


エピソードに事欠かない長尾教授ですが、イマダとは約20年来のお付き合いとなります。当時体組成の研究を進めている中、従来業界でゴールデンスタンダードとされていた測定方法と市販の体組成計とのずれを発見した長尾教授が、イマダを訪れたことがきっかけです。初来社時、その後のご予定をキャンセルされてまで、イマダの実験室にて荷重測定器について熱心にお話しを聞かれていた教授は、水中でも使えるロードセルを発注され、以来、イマダは長尾教授の研究内容に応じた10件近くの特注品を企画・製造してきました。

個人差も大きく、また力の入れ具合や握り方などが毎回かわってしまう人体の力の計測を、可能な限り正確に測定をしようとされている長尾教授からは、特注製品納品後も、その使い方を研究されてのフィードバックをいただくなど、測定において重要となる「再現性」が担保しづらいケースにおいて、荷重測定器がどう貢献できるのか、様々な知見をいただいています。

高齢者の様々な身体機能を調査している長尾教授の研究は、ますます高齢化が進む日本をはじめとする国々で、その重要さを増しています。イマダも、長尾教授との製品開発を通して高齢者の方々が暮らしやすい社会に貢献していきたいと思います。

長尾教授のご研究分野については、下記所属大学の紹介ページをご覧ください。

https://www.hyogo-dai.ac.jp/research/education/teacher/teacher_nagao.html

株式会社イマダでは、様々な課題に荷重測定からソリューションを提供する共同研究を推進しています。ご興味をおありの方は、下記よりご連絡ください。

https://www.forcegauge.net/contact/collaborativeRandD

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