モノづくりのこだわり  「アタッチメントへの流儀」編

目次

荷重測定を極める

:イマダが目指すのは荷重測定で世界のトップに立つことです。と言っても売り上げのトップではなく、荷重測定で頼れるメーカーのトップです。荷重は空気と同じように世界中のどこにでも、何に対してでも、いつ何時でも止まる事なく作用しています。そんな荷重を理解して上手に使いこなすことが、皆様の製品を安心・安全に作り出し、社会に役立つことに繋がるはずです。荷重がある所全てで皆様に役立ちたい。だからイマダは世界のどこででも役立たなければならないと考えています。

深く広く

:”深さと広さ”は経団連会長を務めた故土光敏夫氏の著『経営行動の指針』にある言説、“深く掘るには幅がいる”から影響を受けた思考で、荷重測定を極める(深堀する)には測定器のみを得意とするのではなく、荷重測定に関わるあらゆるハードやソフトを世界各地の多種多様な産業に向けて揃えてゆく(幅を広げる)事により、あらゆる測定課題にベストなソリューションを提供できると考えています。

:幅を広げる深く掘り、皆様のモノづくりの為のモノづくりにこだわるのが私たちイマダです。

陰の主役、アタッチメント

:この”モノづくりのこだわり”では、イマダの深く広く専門性を追い求める姿勢をシリーズで皆さんにご紹介してゆきます。

:シリーズの第一稿でスポットライトを当てるのが”アタッチメント”。
「えっ?アタッチメント?」、「フォースゲージの間違いでは?」と耳を疑う読者も多いはず。フォースゲージは勿論の事、アタッチメントにもこだわる事が、イマダのモノづくりの姿勢を的確に表していますので、本号では先ず奥深きアタッチメントの世界から話してゆきましょう。

:あまり日頃アタッチメントについて考える事は少ないと思いますが、実はアタッチメントは荷重測定の影の主役です。球技で例えればグリップ、楽器で例えればバチやピックに相当するアタッチメントは、サンプルの荷重を正確にフォースゲージに伝える大役を担っており、この選択・使用を誤れば折角の測定は徒労に終わります。それ故に、イマダはアタッチメントをフォースゲージやスタンドと同様に主役として捉え、その研究と技術開発に大きな力を注いでいます。

無駄な荷重測定していませんか?

:高級なゴルフクラブでもグリップが正しくなければまっすぐ遠くにボールは飛んでゆきません。立派な和太鼓でもバチがしっかりと当たらなければ心を揺さぶる音は響きません。

:荷重測定も同じです。高価な測定機器を用いても測定対象を正しく押し下げる、正しく引き上げる、正しく摘まむ、正しく挟む、が出来ていなければ測定結果を誤ってしまいます。あまり日頃注目した事は無いかもしれませんが、これを機会に是非アタッチメントにも気を配り、正しく荷重測定をしませんか。

深く広いアタッチメントの世界

:イマダのカタログには常時230種類以上のアタッチメントが掲載されています。その他に様々な特注アタッチメント制作も請け負っており、年間では約300種類ものアタッチメントを製造・販売しています。

:機械製品だけでなく医療品、食品、日用雑貨に至るまで荷重測定の対象領域はますます広がっており、新たな技術や製品が産出するにつれて、アタッチメントはお客様の広いニーズに応えるために、今後はより一層多様化を進めてゆきます。

:イマダではアタッチメントを熟知した技術者が製造部門や営業部門と協働を進め、 設備投資も増強して、アタッチメントの開発スピードを加速化しています。 :また深く広くアタッチメントを開発するには色々なインスピレーションも重要です。 「押す」、「引く」、「摘まむ」、「挟む」という動作は人類のみならず動植物が幅広く有している機能ですので、身の回りの環境や世界の隅々からアタッチメント開発のヒントを常日頃から探索しています。

繋げると繋がる

:アタッチメントの理解を広め、荷重測定の深さが拡張している業界の一つに包装業界が挙げられます。例えば消費財の一次包装(直接包装)では、レトルト、パウチ、ヒートシール包装や箔などの耐圧試験が今まで多用されていました。しかし生活者が安心できる包装素材とは、容易には圧し潰れてしまわないだけではなく、使用時には簡単に剥離して開封が可能であり、尚且つちょっとしたことで穴が簡単に開いて漏れてしまうことが無い素材ですので、耐圧試験の他に、剥離試験、突き刺し試験などが消費者満足の為に不可欠となってきています。

:アタッチメントと測定機器を”繋げる”ことは、消費者と”繋がる”ことだとイマダでは考えます。皆さんもアタッチメントを繋げて、もっと多くのお客様と繋がってゆきませんか?

確認しよう。確証しよう。

:ここまでお読み頂いてありがとうございます。なぜイマダがアタッチメントにこだわるかがご理解頂けたと思います。

:中には正しく荷重測定できているかどうか不安に駆られた方や、アタッチメントに色々な興味と疑問が湧いてきた方がおられるかと思います。心配無用!イマダの技術者が荷重測定方法から測定機器、そしてもちろん正しさの影の主役であるアタッチメントに関しても相談に乗ります。

:相談のお申し込みはとても簡単で、下記ボタンをクリックして必要事項をお知らせください。折り返しイマダよりご連絡致します。オンラインでの打ち合わせや、測定対象のサンプルをお預かりして実際に荷重測定をイマダが実施し、その結果と測定方法や機器のご推奨も致しております。

:ご自身の測定方法をワンクリックで確認し、モノづくりの正しさの確証を深めてください。

今後の「モノづくりのこだわり」予告

:いかがでしたか皆さん? 普段何気なく使っているアタッチメントが急に光り輝いて見えてきたりしましせんか? 

:「モノづくりのこだわり」では今後もイマダのモノづくりに対する姿勢や製品に隠されている目に見えないいろいろなこだわりをお話ししてゆきます。

: アタッチメントと同じく重要な脇役であるソフトウェアへのこだわり、中核製品であるフォースゲージへのこだわり、勿論イマダのモノづくりの生産現場でのこだわりなども今後ご紹介してゆきますので是非お楽しみに。

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