ISO9001 ~イマダの使命実現へ向けた活動の土台~

ISO9001という品質マネジメントシステム(以下QMS)の国際規格について、製造業界を中心にご存じの方々も多くいらっしゃると思います。この国際的に広く普及しているマネジメントシステムの規格を、イマダは2000年に認証取得しました。以来、荷重測定を通じてお客様のものづくりに貢献できるよう、付加価値のある製品・サービスを創造・提供していくという使命を果たしていくための活動の基盤として、ISO9001をベースとしたQMSを構築し、運用しています。

この記事では、そんなイマダのQMSについてご紹介していきます。

(ISO9001認定証)審査登録範囲:荷重測定機器の設計、開発、製造、校正及び修理
目次

企業活動のマネジメントのベースとなる各種コミュニケーション

イマダでは、社長や各部門の責任者の間で、各部門の活動報告や会社全体の現況について共有し、また毎年設定される中期経営計画への進捗度を確認する品質会議と呼ばれる会議があります。ここで日々の企業活動の細かいメンテナンスを行い、製品・サービスの品質が問題なく提供されているかのチェックを行っています。

一方、将来に向けた製品・サービスの品質向上は主に年に2回行われるマネジメントレビューで検討・確認されます。前述の中期経営計画やより長期的な経営目標について話し合われ、外部環境の趨勢なども考慮しながら、ものづくりの未来を予想し、将来のお客様のニーズに沿う品質を検討する場です。

加えてここでは内部監査の報告が行われることがあります。内部監査は、各部署の「総合職」と呼ばれる部門横断的に組織作りに関わる社員が担っており、自分の所属外の部署の状況をヒアリングし、各業務規定に沿った部署運営が行われているかを確認・指導します。管理職が自身の部署運営を振り返る機会となるだけではなく、次代の管理職となる社員のQMSへの理解も深めることのできる活動となっています。

適切な品質マネジメントを行い、顧客満足を高めるための各グループ

高品質な荷重測定関連機器を製造・納品し、適切にお客様に使っていただくために、イマダでは各グループが明確に役割をもって業務にあたっています。品質マネジメントにおけるそれぞれの役割を簡単に紹介したいと思います。

・サービスグループ… お客様との窓口として、正確で最適な製品提案や迅速な出荷処理を行っています。

・技術グループ…製品の開発・設計を担い、市場のニーズを見据えた新製品開発や既存製品の改良、高度な測定相談などに対応しています。

・製造グループ…イマダの多種多様な製品を、品質を安定させながら効率的に生産することを目指しています。また製品修理や校正も担い、お客様に長期にわたり製品を使用していただける環境を整えています。

・人事総務グループ…イマダの文化に根差した人材採用・育成の他、QMSの適切な運用を測れるような各種規定を作り、職場環境を整備。また、財務及び関連取引を監視し、財務面の健全化・効率化を図ります。

・営業企画グループ…各製品の適切な情報提供を行い、新規お客様を発掘したり、業界や地域に応じ最適な販売形態を確立します。

製造スタッフの技術を支える教育訓練規定や全グループ対象の専門技術評価制度

安定した品質で製品を供給するためには、その生産に携わるスタッフの技量の維持・向上が必須となります。それを支えているのが教育訓練規定で、品質に特に影響を与える作業を特殊工程作業として資格化し、必要な期間の実務経験を持ち、試験に合格したスタッフのみが行えるように規定しています。試験に合格し、特殊工程要員と認定された後も、定期的な作業チェックは実施され、技量の維持が担保されています。

製造スタッフ以外にも、前述の各グループの役割を適切に果たせるよう、グループごとに所属スタッフに求められる多様なスキルを明確に規定し、それらを維持・向上させてきているかを定期的に評価する専門技術評価制度も運用しています。

以上、代表的な品質マネジメントに関わる各種取り組みを紹介してきましたが、他にもイマダには多様な規定があり、重層的な品質マネジメントシステムを構築しています。今後も絶え間ない品質維持・向上と顧客満足向上を目指し、日々の業務に取り組んでいます。

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